ThinkPad X1 Carbon Gen 13 ユーザー・ガイド

CRU の交換

手順に従って、ベース・カバー・アセンブリーを交換します。

作業を始める前に、一般的な安全と規制に関する注意を読んで以下の指示を印刷してください。

注:コンピューターが AC 電源に接続されている場合、ベース・カバー・アセンブリーを取り外さないでください。取り外した場合は、短絡の恐れがあります。

アクセスするには、次のようにします。

  1. 高速スタートアップと内蔵バッテリーを無効にします。「CRU を交換する前に」を参照してください。
  2. コンピューターの電源をオフにして、AC 電源およびすべての接続ケーブルから切り離します。
  3. 液晶ディスプレイを閉じて、コンピューターを裏返します。

必要なツール: プラス・ドライバー

ステップ 1
下図のようにベース・カバー・アセンブリーを取り外します。
ベース・カバーを取り外すイラスト
ステップ 2
逆の順序でベース・カバー・アセンブリーを取り付けます。

ベース・カバー・アセンブリーを再取り付けした後にコンピューターが始動しない場合は、AC 電源アダプターを取り外してから、コンピューターに再接続します。

手順に従って、内蔵バッテリーを交換します。

作業を始める前に、一般的な安全と規制に関する注意を読んで以下の指示を印刷してください。

注意:
コンピューターに指定されている Lenovo 認定バッテリーのみを使用してください。それ以外のバッテリーでは、発火または爆発が生じるおそれがあります。

製品のバッテリーは、互換性テストが実施されており、交換する場合は、認可部品と交換する必要があります。Lenovo が指定したもの以外のバッテリー、あるいは分解または改造されたバッテリーは、保証が適用されない場合があります。

バッテリーを乱用したり誤操作を行うと、過熱、液漏れ、破裂を起こすことがあります。充分ご注意をお願いします。

  • 保守を行う資格がある場合を除き、バッテリーを開けたり、分解したり、保守しないでください。また、Lenovo が提供するすべての指示に慎重に従うようにしてください。
  • バッテリーをぶつけたり、穴を開けたりしないでください。
  • バッテリーをショートさせたり、水やその他の液体をかけないでください。
  • バッテリーをお子様の手の届くところに置かないでください。
  • バッテリーを火気に近づけないでください。
  • バッテリーが損傷した場合、または放電やバッテリー端子に異物の堆積を認めた場合は、使用を中止してください。
  • 充電式バッテリーや内蔵型充電式バッテリーを搭載している製品は室温で保管し、充電は容量の約 30 ~ 50% にしてください。過放電を防ぐために、1 年に 1 回の充電をお勧めします。
  • ごみ廃棄場で処分されるごみの中にバッテリーを捨てないでください。バッテリーを処分する場合は、現地の条例または規則に従ってください。
  • バッテリーを誤って交換すると、爆発の危険があります。バッテリーには少量の有害物質が含まれています。

Lenovo は、資格を持った修理技術者に依頼するか、Lenovo が提供するすべての指示に慎重に従うことをお勧めします。Lenovo 認定の修理施設または Lenovo 認定技術担当者は、地域法および現地の規制に従って Lenovo バッテリーのリサイクルを実施します。家庭ごみと一緒にバッテリーを処分しないでください。リサイクル情報については、https://www.lenovo.com/recycling を参照してください。

注意:Lenovo は、無許可のバッテリーのパフォーマンスおよび安全性について責任を負うものではありません。また、使用に起因するエラーや損害について一切保証いたしません。

Vantage アプリでは、内蔵バッテリーに欠陥があるかどうかを判断するバッテリー自動診断テストを実行できます。内蔵バッテリーは、この診断テストでバッテリーに欠陥があると示されない限り交換しないでください。ただし、内蔵バッテリーに物理的な損傷がある場合、または安全上の問題が考えられるとお客様が報告した場合を除きます。

Vantage アプリがコンピューターにインストールされていない場合は、物理的に破損していない内蔵バッテリーを交換する前に、プログラムをダウンロードおよびインストールして、内蔵バッテリーを診断してください。物理的な損傷を受けた内蔵バッテリーの交換は保証の対象ではないことに注意してください。

アクセスするには、次のようにします。

  1. 高速スタートアップと内蔵バッテリーを無効にします。「CRU を交換する前に」を参照してください。
  2. コンピューターの電源をオフにして、AC 電源およびすべての接続ケーブルから切り離します。
  3. 液晶ディスプレイを閉じて、コンピューターを裏返します。
  4. ベース・カバー・アセンブリーを取り外します。ベース・カバー・アセンブリーを参照してください。

必要なツール: プラス・ドライバー

ステップ 1
下図のように、内蔵バッテリーを取り外します。
  1. 6 本の拘束ねじを緩めます。
    ねじを緩めます。
  2. 下図のようにバッテリーを取り外します。
    バッテリーを取り出します。
ステップ 2
内蔵バッテリーを取り付ける前に、バッテリー・コンパートメントを十分にチェックして、バッテリーを損傷する可能性がある異物や鋭利な物体がないことを確認してください。
ステップ 3

逆の順序で内蔵バッテリーを取り付けます。

取り付け時の注意:

  • コネクターがしっかりと接続されていることを確認してください。
  • ベース・カバー・アセンブリーが所定の位置に固定されていることを確認します。そうしないと、バッテリーの接続が失敗する可能性があります。

手順に従って、ワイヤレス WAN モジュールを交換します。

以下の情報は、ユーザーによる取り付けが可能なモジュールが取り付けられたコンピューターにのみ適用されます。

以下の情報は、ユーザーによる取り付けが可能なモジュールが取り付けられたコンピューターにのみ適用されます。このコンピューター・モデル向けに特にテストされた Lenovo 認定のワイヤレス・モジュールのみを使用していることを確認してください。それ以外の場合は、コンピューターの電源をオンにするとエラー・コードを示すビープ音が鳴ります。

作業を始める前に、一般的な安全と規制に関する注意を読んで以下の指示を印刷してください。

注:

  • ワイヤレス WAN 対応モデルには、製品にワイヤレス WAN アンテナがあらかじめ取り付け済みであることが記載されており、ユーザーによる取り付けが可能なワイヤレス WAN モジュールを使用できます。
  • オプションの Lenovo ワイヤレス WAN モジュールの取り付けは、ワイヤレス WAN モデルまたはワイヤレス WAN 対応モデルでのみ可能です。

注意:ワイヤレス WAN モジュールの接続部分には手を触れないでください。そうしないと、ワイヤレス WAN モジュールが損傷する恐れがあります。

アクセスするには、次のようにします。

  1. 高速スタートアップと内蔵バッテリーを無効にします。「CRU を交換する前に」を参照してください。
  2. コンピューターの電源をオフにして、AC 電源およびすべての接続ケーブルから切り離します。
  3. 液晶ディスプレイを閉じて、コンピューターを裏返します。
  4. ベース・カバー・アセンブリーを取り外します。ベース・カバー・アセンブリーを参照してください。

必要なツール:

  • プラスドライバー
  • マイナス・ドライバー状の工具

タイプ 1 – 4G ワイヤレス WAN モジュール

ステップ 1

注:モデルに応じて、4G ワイヤレス WAN モジュールは、4 コネクターまたは 2 コネクターのいずれかになります。

下図のように、脱落防止ブラケットおよびワイヤレス WAN モジュールとそのブラケットを取り外します。

モジュールからケーブルを取り外す
ステップ 2
逆の順序で脱落防止ブラケットおよびワイヤレス WAN モジュールとそのブラケットを取り付けます。

タイプ 2 – 5G ワイヤレス WAN モジュール

ステップ 1
下図のように、脱落防止ブラケットおよびワイヤレス WAN モジュールを取り外します。
モジュールからケーブルを取り外す
ステップ 2
逆の順序で脱落防止ブラケットおよびワイヤレス WAN モジュールを取り付けます。

タイプ 3 – 脱落防止ブラケットのみ

ステップ 1
下図のように脱落防止ブラケットを取り外します。
脱落防止ブラケットを取り外す
ステップ 2
逆の順序で脱落防止ブラケットを取り付けます。

アンテナ・ケーブルの配線 (一部のモデル)

ケーブルの配線は、4G ワイヤレス WAN モジュールと 5G ワイヤレス WAN モジュールで異なります。ワイヤレス WWAN モジュールを取り付ける場合は、アンテナ・ケーブルが適切に取り付けられていることを確認してください。

タイプ 1 – 2 つのコネクターを備えた 4G ワイヤレス WAN モジュール
2 つのコネクターを備えた 4G ワイヤレス WAN モジュールのケーブルの配線

タイプ 2 – 4 つのコネクターを備えた 4G ワイヤレス WAN モジュール
4 つのコネクターを備えた 4G ワイヤレス WAN モジュールのケーブルの配線

タイプ 3 – 5G ワイヤレス WAN モジュール
5G ワイヤレス WAN モジュールのケーブルの配線

注:
  • 貼り付けられたテープはスピーカーから離してください。
    テープをスピーカーに付けないようにするイラスト

  • オレンジ色のケーブルがスピーカーに触れないようにしてください。
  • 青色のケーブルがサーマル・ファンに触れないようにしてください。
    オレンジ色のケーブルと青色のケーブルに関する注意書きのイラスト

  • 新しいアンテナを取り付けるまで、新しいアンテナ・コネクターからプラスチック・カバーを取り外さないでください。
    新しいアンテナ・コネクターのプラスチック・カバーに関する注意書きのイラスト

手順に従って、M.2 ソリッド・ステート・ドライブと M.2 ソリッド・ステート・ドライブ・ブラケットを交換します。

作業を始める前に、一般的な安全と規制に関する注意を読んで以下の指示を印刷してください。

注意:

  • M.2 ソリッド・ステート・ドライブを交換する場合は、新しいオペレーティング・システムをインストールする必要がある場合があります。新しいオペレーティング・システムをインストールする方法について詳しくは、「Windows オペレーティング・システムのインストール」を参照してください。

M.2 ソリッド・ステート・ドライブは衝撃に敏感です。扱い方を誤ると、破損したり、データが失われたりすることがあります。

M.2 ソリッド・ステート・ドライブの取り扱い時には、M.2 ソリッド・ステート・ドライブを水平に取り外しまたは挿入します。スロットが損傷する恐れがあります。
ドライブを取り外す
M.2 ソリッド・ステート・ドライブを取り扱う際は、次のガイドラインに従ってください。

  • M.2 ソリッド・ステート・ドライブの交換は、修理の目的でのみ行ってください。M.2 ソリッド・ステート・ドライブは、頻繁な着脱や交換に耐えるようには設計されていません。
  • M.2 ソリッド・ステート・ドライブを交換する前に、保存しておきたいデータはすべてバックアップ・コピーを作成してください。
  • M.2 ソリッド・ステート・ドライブに圧力をかけないでください。
  • 接触エッジや M.2 ソリッド・ステート・ドライブの回路ボードには触れないでください。M.2 ソリッド・ステート・ドライブが損傷する恐れがあります。
  • M.2 ソリッド・ステート・ドライブに物理的な衝撃や振動を与えないでください。物理的な衝撃を吸収するために、布などの柔らかい物質の上に M.2 ソリッド・ステート・ドライブを置いてください。
  1. 高速スタートアップと内蔵バッテリーを無効にします。「CRU を交換する前に」を参照してください。
  2. コンピューターの電源をオフにして、AC 電源およびすべての接続ケーブルから切り離します。
  3. 液晶ディスプレイを閉じて、コンピューターを裏返します。
  4. ベース・カバー・アセンブリーを取り外します。ベース・カバー・アセンブリーを参照してください。

必要なツール: プラス・ドライバー

ステップ 1
下図のように、M.2 ソリッド・ステート・ドライブと M.2 ソリッド・ステート・ドライブ・ブラケットを取り外します。
ドライブを取り外す
ステップ 2
逆の順序で M.2 ソリッド・ステート・ドライブと M.2 ソリッド・ステート・ドライブ・ブラケットを取り付けます。