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このセクションの情報を使用して、パフォーマンスと電源の効率の最適なバランスを実現します。

充電式バッテリー・パック

ご使用のコンピューターには、モバイル・コンピューティングを実現する充電式バッテリー・パックが内蔵されています。コンピューターを電源コンセントに差し込むと、バッテリーが充電されます。電源コンセントを利用できないときにコンピューターを使用すると、コンピューターの動作に必要な電力を供給するためにバッテリーが放電されます。

バッテリーはいつでも充電できます。Lenovo コンピューターのバッテリー・パックでは、さまざまな電源使用パターンに適した複数の充電モードがサポートされています。バッテリーのアクティブな充電モードは、Lenovo Vantage または Lenovo PC Manager で切り替えることができます。

バッテリー充電は温度によって左右されます。バッテリーの充電にお勧めの温度範囲は 10°C (50°F) ~ 35°C (95°F) です。

  • バッテリー温度は Lenovo Vantage で確認できます。
  • バッテリー寿命を最大限にするには、バッテリーが完全に充電されたときは、94% 以下まで放電してから再充電する必要があります。

通常モード

通常モードは最も基本的な充電モードです。通常モードでは、バッテリーを 0% から 100% に充電するのに通常 2 ~ 4 時間かかります。

高速充電モード

通常モードより速くバッテリーを充電する場合、バッテリー充電を高速充電モードに切り替えます。次の表に、高速充電モードでバッテリーを 80% および 100% まで充電するのに必要な推定時間を示します。

表:高速充電モードにおけるバッテリーの推定充電時間

モード 0% から 80% まで充電するのに必要な時間 0% から 100% まで充電するのに必要な時間
高速充電 1 時間未満 2 時間未満

推定充電時間は、PC がスリープ、休止または電源オフモードの際にバッテリーが充電されることを想定するものです。

保護モード

コンピューターを常に電源コンセントに接続している場合、バッテリー充電を保護モードに切り替えることを検討してください。保護モードでは、バッテリーがフル充電されません。代わりに、バッテリーの充電が 75% ~ 80% に維持されます。これにより、バッテリーの寿命を長持ちさせることができます。

コンピューターを持ち運ぶ前にバッテリーをフル充電する場合、バッテリー充電を通常モードまたは高速充電モードに切り替えて、保護モードを無効にします。

夜間充電最適化

ユーザーによっては、一定のパターンに沿ってコンピューターを利用しています。コンピューターのバッテリー充電レベルが低い状態で、1 日の作業を終えます。夜にコンピューターをコンセントに差し込みます。コンピューターをコンセントから引き抜いて仕事ができるように、次の日の朝までにフル充電する必要があります。この活動を毎日ほぼ同じ時間に行います。このパターンに当てはまる場合、バッテリーの夜間充電最適化を有効にすることを検討してください。

夜間充電最適化は、夜の時間帯におけるバッテリー充電に影響を与えます。通常はユーザーが眠っている時間です。この機能を有効にすると、コンピューターを夜コンセントに差し込んで朝引き抜くタイミングをコンピューターが観察し、それに基づいて充電動作を定期的に調整します。夜間、バッテリーが一定の範囲まで充電され、ある程度の時間その範囲内に維持された後、100% まで充電されます。夜間充電最適化により、夜間に充電が安全に行われ、バッテリーを長期間正常な状態で利用できるようになります。

夜間充電最適化を有効にしている状態で、通常の日よりかなり早い時間にコンピューターを引き抜いた場合、バッテリーがフル充電になっていない可能性があります。

お使いのコンピューターのバッテリー・パックで夜間充電最適化がサポートされている場合、Lenovo Vantage または Lenovo PC Manager で有効にできます。

バッテリーのフル容量の回復

コンピューターを常に電源コンセントに接続しており、バッテリーをめったに放電しない場合、バッテリー・メーターに 100% 充電と表示されていても、バッテリーがフル容量充電されていないことがあります。バッテリーを放電してから再充電すれば、バッテリーのフル充電を回復できます。

ステップ 1
コンピューターをコンセントから引き抜き、バッテリー充電が 20% 未満になるまで使用します。
ステップ 2
コンピューターをコンセントに差し込み、バッテリーを 100% まで充電します。

電源ボタンの動作の設定

デフォルトでは、電源ボタンを押すと、コンピューターはスリープ状態になります。ただし、電源ボタンの動作は Windows コントロール パネルで変更できます。

ステップ 1
Windows の検索ボックスにコントロール パネルと入力し、実行(Enter)キーを押します。コントロール パネルを開いて、大きい、または小さいアイコンで表示します。
ステップ 2
電源オプションを選択してから、電源ボタンの動作を選択するをクリックします。

電源プラン

電源プランとはオペレーティングシステムで利用可能な異なる省エネ設定をまとめた機能です。電源プランでは異なるハードウェアコンポーネント毎のアイドル タイムアウトを設定します。Windows がプレインストールされたコンピューター機種のデフォルトの電源プランとそのアイドル タイムアウトは下記をご参照ください。

記載の設定はコンピューターを電源コンセントにつないであるときに有効です。コンピューターにバッテリーパックが内蔵されていれば、バッテリーでコンピューターが作動中には別のタイムアウト設定を適用します。

  • デフォルトの電源プラン: バランス型
  • ディスプレイの電源を切る: 5 分後
  • コンピューターをスリープ状態にする: 5 分後

スリープ状態からコンピューターをウェークアップするには電源ボタンか任意のキーボードボタンを押します。

電源プランの変更または作成

この機能は Windows がプレインストールされたコンピューターで可能です。

ステップ 1
Windows の検索ボックスに電源プランと入力し、実行(Enter)キーを押します。
ステップ 2
電源プランを好みに合わせてカスタマイズします。

システム動作モード

Lenovo では、コンピューターが動作するいくつかのモードを事前設定しています。到達可能な最大パフォーマンス、電力消費量、ヒートシンク・ファンの速度制限は、動作モードごとに異なります。動作モードを切り替えるときは、以下の条件を考慮に入れてください。

  • コンピューターを使用している環境
  • コンピューターで実行されるタスク

オペレーションモードは、あらかじめインストールされているアプリの Lenovo Vantage または Lenovo PC Manager で切り替えることができます。ショートカットとして、キーの組み合わせ fn + Q を使用することもできます。ほとんどの Lenovo コンピューターでは通常、3 つのモードを使用できます。次の表に、動作モードと各モードの推奨条件を示します。

表にリストされている動作モードは説明を目的としており、アプリに表示される動作モードと一致しない可能性があります。

表:オペレーション・モードと推奨される使用条件

動作モード 推奨条件
高パフォーマンス
  • コンピューターが電源コンセントに接続されている。
  • 最高のパフォーマンスが必要である。
  • ファンから少し音が出でもかまわない。
自動 (バランス) 一定期間内にさまざまなコンピューター・タスクを頻繁に切り替える予定である。
省電力 (静音)
  • コンピューターがバッテリー電源で動作している。
  • できる限り静かな状態でコンピューターを使用したい。

自動 (バランス) モードでは、コンピューターで実行されているタスクに応じて、高パフォーマンス・モードと省電力 (静音) モードが動的に切り替えられます。