データの保護
NVMe (不揮発性メモリー express) M.2 ソリッド・ステート・ドライブは Lenovo 独自の PLP (電源喪失保護) 機能があり、データの損失または損傷を回避します。
ご使用のコンピューターが応答しない場合は、電源ボタンを数秒間長押しし、コンピューターをシャットダウンする必要があります。この場合、PLP 機能により、コンピューターのデータがタイムリーに保存されます。しかし、すべてのデータがいかなる状況でも保存されている保証はありません。
ご使用の M.2 ソリッド・ステート・ドライブのタイプを確認するには:
ご使用のコンピューターでは FIDO (Fast Identity Online) 認証機能をサポートします。この機能をパスワード認証の代わりに利用することで、パスワードを必要としない認証が可能です。
この機能の効力があるのは、パワーオン・パスワードが UEFI BIOS に設定されており、FIDO2 USB デバイスが ThinkShield™ Passwordless Power-On Device Manager に登録されている場合のみです。FIDO 認証機能では、パワーオン・パスワードを入力するか登録済みの FIDO2 USB デバイスを使用することで、コンピューターを始動できます。
ThinkShield Passwordless Power-On Device Manager デバイス・マネージャーに FIDO2 USB デバイスを登録する
手順に従って、FIDO2 USB デバイスを ThinkShield Passwordless Power-On Device Manager に登録します。
- Discovered Devices フィールドに出現する FIDO2 USB デバイスから登録するものを選択します。
- 表示されるウィンドウでYesをクリックして、選択したデバイスを確定します。
- パワーオン・パスワードを設定する場合、正しいパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。
- User operation request ウィンドウが表示されます。接続されている FIDO2 USB デバイスのボタンを押すことを求めるプロンプトが表示されます。続いて、画面の手順に従ってウィンドウを閉じます。
- Esc キーを押して操作を終了し、コンピューターを再起動します。
- デバイスの登録抹消をする場合は、My Device フィールドに出現する FIDO2 USB デバイスから登録抹消するものを選択して、検証のために正しいパワーオン・パスワードを入力します。
- 複数の FIDO2 USB デバイスで 1 つの登録用の ID を共通で使用している場合でも、コンピューターの始動に使用できるデバイスは 1 つだけです。
パスワードレス・パワーオン認証を使用してシステムにログインする
手順に従って、パスワードレス・パワーオン認証を使用してシステムにログインします。
注:FIDO2 USB デバイスの挿入も、パワーオン・パスワードの入力も、60 秒以内に行ってください。そうでないと、コンピューターが自動的にシャットダウンします。
スーパーバイザー証明書 (パスワードレス管理モードとも呼ばれます) は、パスワード不要のソリューションで、よりセキュアな UEFI BIOS 管理を提供します。認証用のスーパーバイザー・パスワード / システム管理パスワードが設定されている場合は、その代わりとして使用します。
証明書の登録については、証明書ベースの BIOS 認証を参照してください。
証明書の登録が完了すると、その証明書を使用して BIOS メニューを開くことができます。
- コンピューターを再起動します。ロゴ画面が表示されているときに、F1 キーを押して、BIOS メニューに入ります。
- QR コードが表示されます。QR コードをスキャンして要求データを保存し、要求データをメールまたは電話で IT 管理者に送信します。注:QR コードを使用しない認証を選択した場合は、要求データを USB キーに保存し、要求データをメールまたは電話で IT 管理者に送信します。
- IT 管理者から提供されたロック解除コードを入力し、OK をクリックします。
- ロック解除エンコードはワンタイム・パスワードで、ログオン・プロンプト中 (1 回のパワーオン・サイクルで) にのみ最大 2 時間有効です。
- Skip をクリックすると、BIOS 管理権限なしで BIOS セットアップ・メニューを開くことができます。ただし、証明書のリセットは許可されます。
証明書のリセット
登録された証明書を無効にすることはできません。リセットまたは削除することはできます。- コンピューターを再起動します。ロゴ画面が表示されているときに、F1 キーを押します。
- 証明書を使用して BIOS メニューを開くか、認証プロセスをスキップします。
- Security ➙ Reset Certificate を選択します。
- 画面の指示に従って、IT 管理者から提供されたリセット・コードを入力します。